養殖魚 of カネト水産 備後灘の海の幸!

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CIMG0088.JPGスズキの親魚(3〜5キロ)
親から卵をとる*

 元気のいい、良質な稚魚を育てるには、質の高い卵を得なければいけません。まず、親となる魚を選抜し、特別に栄養バランスを考えたエサを与えます。(いい卵を産んでくれることを願いながら。)そして産卵シーズンに向けて、水温を調整していきます。そして、産卵すると水温、注水を調節した大きい水槽に移し、ふ化させます。マダイの場合3月中旬から産み始めて5月中旬頃まで産み続けます。1シーズンの産卵数は年齢や魚の大きさにもよるが、250〜1000万粒とされています。

CIMG0084.JPGクロレラ槽
生まれたての魚が食べるエサ?

 さて、ふ化して間もない魚(仔魚)は何を食べるのでしょう?(スズキだとふ化直後全長5㎜程度です。)
 答えはワムシ(シオミズツボワムシ)という動物プランクトンです!このワムシも栄養たっぷりのものを食べさせたいですよね!?このワムシには植物プランクトンのクロレラを食べさせます。このように栄養満点のエサを食べさせ、魚をどんどん成長させて、えさもアルテミア、配合飼料へと大きな粒のものに変えていきます

CIMG0058.JPGヒラメの選別
生存競争の結果!

 さかなが大きくなってくると、水槽を分けたり、網の目を通したりして、大きさを別けるようにしますが、5〜6㎝になってくると、大きな魚が小さな魚に噛みつくようになってきます。そこで、今度は一匹ずつ網ですくってわけていきます。そうすることによって、わずかな違いにも気づくことができます。(数千匹に一匹ヒラメの中にカレイがいることもあります。)こうして、成長した魚達は、養殖業者や放流用として出荷されていきます。(魚種によっては海のいけすに持っていってさらに大きく育てます。)


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